MacMini(2014)のSSD換装方法!図解で分かりやすく説明

動きがもっさり遅いMacMini(Late2014/1.4GHz)をSSDに交換して動作を快適にしました。
今回換装したMac Mini本体。
Mac mini(Late 2014)は省スペースのコンパクトな据え置き型パソコンなので気に入っているのですが、起動に1分以上、Adobeなど重いソフトを立ち上げれば、動作が遅すぎのが難点です。
どうせ数年で買い替えるのだからと、スぺックもろくに見ないで一番下のモデル(1.4GHz)を買ったのが失敗でした。
すぐ買い替えるのももったいないので、ハードディスクからSSDに交換した手順を書きます。
※ 改造はアップルサポートなどの保証が受けられなくなりますので、くれぐれも自己責任でお願いいたします。
クローンソフトのダウンロード
交換する前に、元のハードディスクのデータを新しいSSDに移しておきます。
ここではCarbon Copy Cloner (CCC)という、まるごとクローンを作ってくれるソフトを使います。30日以上は有料ですが、そう頻繁にコピーとかしないですので、たいていの人は無料期間中に使うだけで十分でしょう。
Carbon Copy Cloner (CCC)
カーボンコピークローナー
サイトの「Download 30-Day Trial」をクリックし、ダウンロードして解凍しておきます。

あとは繋ぐSATA=USB変換アダプタケーブル(2.5インチ用)が要るので、ネットなどで用意してSSDをMac本体に繋いでおきましょう。
![]() | BENFEI SATA USB変換アダプター 2.5インチSSD /HDD用 SATA3 ケーブル コンバーター 5Gbps 高速 SATA USB3.0変換ケーブル 給電不要 |


※ MacのTime Machine(タイムマシン)機能で
外付けハードディスクなどからSSDにデータを移行させる場合はこの作業は不要です。
使い方はいたって簡単。元のハードディスクと、データを移したいSSDを選択してコピーします。

あまり大量のデータを使わないので、250GのSSDにしました。
使用頻度に応じて容量は決めたら良いです。
メーカーは有名なところならどれもそう違いはないのでお好みで。今ならこの辺り。

ここまで出来れば、パーツ交換作業に入ります。
MacMiniをSSDに換装する
まずはMacを裏側に向けて置きます。
静電気でパーツを感電させないように、開封前に本体を触っておきましょう。
ハードディスクは一番奥におさまっているので、ロジックボードを引き抜く必要があります。
まずは黒い裏ブタを外します。平たいものなら何でも良いですが、マイナスドライバーを差し込んで上に剥がします。
はめ込んでいるだけなので、すぐ外せます。
裏ブタを外したところ。
次に6つの星形ネジを外し、内ブタを外します。
今回は全て「T6」と、あとは最後に「T8」の星型ドライバーが必要です。ホームセンターでも通販でも売っています。

内ブタにWi-Fiの線がくっついているので、勢いよく外すと切れるので注意しましょう。
内ブタを外したところ。
Wi-Fiの線がついているネジを外して、線を取り外します。
この部分デリケートなので注意です。戻すときにちゃんと差し込まないと認識しなかったです。
中央のファンを取り外すので、留めているネジを3箇所外します。
ファンを浮かせて繋がっているコネクタを外し、完全に取ります。
続いてロジックボードを取り外すので、左上の黒いネジを外します。
留めているカバーを剥がし、下のコネクタも外します。
本体右側のコネクタも外します。
左下のロジックボードを留めている黒いネジを外します。
いよいよロジックボードを取り出します。
手頃な工具が無かったので、本体左右の穴に精密ドライバーを突っ込んで、手前に引いてロジックボードを取り出します。
・・・が、これが固い!!
力ずくでやっていたら、穴が若干大きくなってしまいました(^^;)
少しずらせたら、あとは手でゆっくりと引っ張るほうがやりやすかったです。
ここは無理をせずにじっくりやりましょう。

完全に引き抜く前に、右上のコネクタを外します。
あとはゆっくり引くと、本体が取り外せました。
次に電源を取り出すので、右側の黒いネジを外します。
右手前の電源プラグを支えている金具を引き抜きます。
電源プラグを左に回転させながら、引き出します。
そうすると右側部分が外せるので、ゆっくり引き抜きます。
ようやくラストです。ハードディスクを留めている部分を外します。
左側の黒いネジを外します。
上に持ち上げて、ハードディスクを引き抜きます。
ひっくり返すと、ハードディスクが現れます。
ハードディスクを留めている4箇所のネジを「T8ドライバー」で外します。
黒いテープを外します。
プラグを引き抜いたら、用意していたSSD(2.5インチ)と差し替えます。
あとは逆の手順で元に戻していきます。
電源を入れて、ちゃんと起動すれば完成です。
おつかれさまでした。
まとめ
今回はハードディスクを取り出すまでの手順が長かったのと、ロジックボードを引き抜くのに手間取りました。
苦労のかいあって起動は20秒くらいになり、作業もサクサク快適になりました。
最初から中・上位機種を購入しておけば、改造しなくても良かったんですけどね。
今から中古等でMacMiniを購入されるなら、下位モデルはオススメしないです。
もし改造されるかたの参考になれば幸いです。
[公開日] 2018年8月29日 / [最終更新日] 2024年11月22日 / カテゴリー:改造
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