Sitecake・ブラウザからHTMLを更新できる部分CMSレビュー

WEBサイトの更新システムはたくさんありますが、WordPressほどたくさんページは増やさなくても良い、既存のHTMLページを編集や更新する時にちょっとしたCMS(更新システム)はないかと思っていたところ。Sitecakeという海外のシステムで、ブラウザ上でHTMLを部分的に編集できるので使ってみたレビューを書きます。
Sitecakeを公式サイトからダウンロード
公式サイトからSitecakeをダウンロードします。プランが3つあるのですが、今回は無制限にWebサイトが作れる真ん中のプランを選びました。

指示された手順通り支払いを済ませて、ファイルをダウンロードすれば完了です。
基本的なSitecakeの使い方
PHPで動くので自分のパソコンとかローカルな環境では動かないため、サーバーにアップロードして使用します。
最低限動作させるのに必要なファイルは「admin.php」と「cms」フォルダです。
これをHTMLファイルのindex.htmlなどと同じ階層に設置します。テキストファイルはインストールガイド、psdファイルは管理画面のデザインを変更したい時に使えるようです。

自分のドメイン名直下の、先ほどコピーしたadmin.phpのURLへアクセスします。
https://自分のドメイン名/admin.php

管理画面のパスワードを聞いてくるので「Change password」を押して変更します。

古いパスワードadminを入力後、変更したいパスワードを入力してChangeボタンを押せば完了。
管理画面のメニューバーが出れば設置は完了です。

管理画面にアクセスすると、自動的に「cms-backup」「cms-temp」のフォルダができています。これはこのまま置いていて問題ないです。

更新したい場所にタグを入れる
Sitecakeは部分的なCMSなので、更新したい場所に専用のタグを入れれば、その部分が編集できるようになります。
編集したいHTMLファイル内に<div class=”sc-content”></div>のタグを入れるだけです。

そうすると上部のツールバー各種エディタからタグを入れた部分が編集できるようになるので、パーツをドラッグして、見出しや本文、画像や地図、YouTube動画もURLを貼り付ければ埋め込めます。

操作を間違えた時は、各ブロック右上の×マークで削除できます。
元に戻したい時は、右上の矢印で戻れます。編集が終わったら「Publish」を押して保存すれば完了です。
ログアウトしたい時は、右上のメニューの×マークを押して消せばそれだけでログアウトできます。

このCMSの良いところ
HTMLで書き出しができるので、将来的にもしサーバーとの相性とか、バージョンの不具合とか起こった際には最悪HTMLファイルだけは残せるところです。まるごと動的PHPサイトのように全てエラーが出て真っ白ということはないのでそれはいいですね。
あくまで部分CMSなので、新しくページを増やしたりする機能はなくシンプルな仕組みのため、ちょっとページの上下に更新したいなという小規模な案件に向いています。
制作案件の選択肢の一つになれば幸いです。
[公開日] 2023年6月16日 / カテゴリー:WEBデザイン
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