エックスサーバーMySQL 5.7をMariaDB10.5に移行しました

エックスサーバーで、長い間使っているMySQL5.7のデータベースをMariaDB 10.5という新サーバーに移行したので、その時の手順をレポートします。
移行した理由は、WordPressのサイトヘルスに、「古いデータベースサーバー」と警告が表示されているので、そろそろ新しくしようと思ったためです。
エックスサーバーアカウント管理画面の「新サーバー簡単移行」機能を使うことで簡単でしたが、メールサーバーやFTPも一部変更が必要になります。
作業の前に、WordPress側から手動やプラグインなどでバックアップを取っておきます。エックスサーバー側でも自動バックアップがあるので、念のためです。テーマやプラグイン、サーバーパネル側でPHPも推奨バージョンにしておきます。
新サーバー簡単移行
エックスサーバーアカウントへログイン後、「新サーバー簡単移行」から「データコピー申請」を押して、申請を出します。移行の流れは以下の画像にも書かれていますが、データをコピーしてからサーバーを切り替えれば完了です。

「データコピー申請」ボタンを押します。

データコピー申請が受理されれば完了です。

少し待っていたらエックスサーバーからメールが届くので、サーバーパネルを表示するとデータがコピーされて、「サーバー切り替え」するかどうかを聞いてくる画面が出るので、「サーバー切り替え」ボタンを押します。

「サーバーの切り替えをする」ボタンを押します。

「サーバー切り替えが完了しました」と表示されればOKです。

新サーバー簡単移行画面に戻ると、サーバーが切り替わっていることが表示されます。
サーバー移行の作業はこれで完了です。

サーバーの移行は簡単にできましたが、メールサーバーとFTPのホスト名も移行先に変わるので、そこだけ設定変更が必要です。私はこれに気づかず、まる1日メールが来ないことになっていました。
受信POP/IMAPサーバー名と送信SMTPサーバー名(ホスト名)両方が移行後のsvで始まる番号に変わります。
自分のサーバーは設定変更すれば良いのですが、顧客サーバーではメールと電話、作成した手順書のみだと伝わりにくそうだったため、先日は出張に伺いメール設定をし直してきました。近場では訪問すればいいのですが、遠方の場合はZoomなどのオンラインで設定変更が必要になりそうです。
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[公開日] 2025年7月28日 / カテゴリー:WordPress,コラム
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