
WEBデザインの業務と印刷物のグラフィックデザインの仕事を同時進行で制作していると、うっかりミスが出やすいので自戒を込めて印刷物を制作する時の注意点をまとめてみました。
カラーモードはRGBではなくCMYKで制作

WEBサイトではパソコンやスマホなどのモニター画面で見ることが前提なので、RGBという光の3原色で制作します。
対して、印刷物などはCMYKという4色で実際の印刷物に近い色調を基準に制作します。
見分け方はRGBのほうが鮮やかで、CMYKのほうが落ち着いた色味に映ります。
CMYKで制作していたつもりが、RGBになっていた、またはその逆のうっかりパターンが良くあります。
解像度は72dpiではなく350dpiで制作

WEBサイトの場合の画像は、解像度という点の数が72dpi(ドット・パー・インチ/72個の点)あれば十分キレイに表示されますが、紙の場合はギザギザで汚く表示されてしまいます。
印刷物での基準は350dpiが目安です。それ以上はデータが重すぎるので必要ないですし、それ以下(100dpi〜200dpi)の場合でも、サイズが小さければわりとキレイに表示されます。
トンボに合わせる・塗り足して制作

WEBでの画像制作は、スライスなどの機能で使用する画像を部分的に切り出すことはありますが、印刷物は制作サイズギリギリに色を塗ると断裁するときに余白ができてしまうことがあるので、トンボと呼ばれる線に合わせて大きめに塗り足して制作します。
カットする事を含めてデザインする事が必要です。
文字はアウトライン化を忘れずに

こちらの環境で使用している文字のフォントと、印刷所で使用しているフォントが同じものを扱っているとは限らないので、基本は文字をアウトライン化(図形にする)してから入稿します。
早い段階でアウトライン化してしまうと、文字を修正したくてもできなくなってしまうので、必ずデータのコピーを取って行います。
校正は必ず複数人で行う
WEBサイトは、更新することが前提なので例えば文章が間違っていても(間違っていないほうが当然良いのですが)修正・改変は紙よりは比較的やりやすいです。
印刷物の場合は入稿してしまったら間違えたまま大量に印刷されてしまいます。
すぐに気がついてデータ入稿し直せたらいいのですが。
なので例えばダイレクトメールの間違い箇所を「シールで1000部切り貼り修正」などという手間のかかる地道な作業が発生します。
データの校正はなるべく複数人で行ったほうが、間違いが無くて良いです。
まとめ
似ているようで微妙に異なるWEBデザインと紙物グラフィックデザインの制作ですが、お互いの作り方の違いを意識して作ることが間違いが少なくなるコツですね。
ちなみに最期の「WEBサイトの校正」ですが、SNSなどで拡散されてしまえば運営者側では修正は不可能ですし、Googleへ申請しないといつまでも消えずに検索エンジンに残ってしまいます。これがWEBの便利なところでもあり、怖いところです。
くれぐれも気をつけて公開しましょう。






