
WordPressの公式ブロックテーマ「TwentyTwenty-Five(TT5)」今回は、複数のホームページ制作案件で使用した感想をレビューします。
TwentyTwenty-Fiveを選んだ理由とメリット
一番の理由は、WordPressの公式ブロックテーマで、シンプルな構成のためカスタマイズがしやすく、コーポレートサイト制作にも使いやすかったからです。
また、公式テーマはバージョンのアップデートがあっても長期的にサポートされるため、クライアントに「長く安心して使えるサイト」を提案できることも大きな理由でした。
実際、過去の公式テーマ(Twenty Twelveなど)もリリースから10年以上経過した現在までサポートが続いている実績があり、大きな安心感があります。
今後システムがどう変化するかは分かりませんが、突然の開発停止などのリスクが低い点は公式テーマの強みだと思います。
公式テーマのデメリット
シンプルな分、テーマ自体に最初から付いている機能は少ないです。例えば、SEO設定やデザインの装飾機能は最小限に抑えられています。
WordPressの設計思想として、SEOなどはプラグインで拡張することが前提なので、別途プラグインでの対応が必要です。機能を盛り込みすぎずに、自分好みにカスタマイズしていくベーステーマとしては最適です。
実際に制作に使用して分かったこと
ブロックテーマなので、CSSを追加しなくても、ある程度は管理画面(エディター)上でデザインを組み立てられるところはとても良かったです。ソースコード量を肥大化させずに直感的に装飾できるのはありがたかったです。
ですが、見出しの装飾といった細かなデザイン調整は、やはりCSSを使わないと表現しづらい部分が多く、当初は「追加CSS」から直書きしていました。ただ、ブロックテーマはテーマごとにHTML構造やCSSの仕組みが異なるため、従来のクラシックテーマと同じ感覚でCSSを書くと、意図した通りに反映されないことがありました。
TwentyTwenty-Fiveの使いづらかったところ
TwentyTwenty-Fiveに限ったことではないのですが、テーマのシステム(theme.jsonやインラインスタイル)によるスタイルの優先順位が高く、追加CSSから上書きしてもデザインが効かないことがありました。
細かなデザインは追加CSSに書くよりも、テーマの元になる「theme.json」を編集してサイト全体のカラーやフォント、見出しを設定し直すほうが、ブロックテーマ本来の長所を活かせると感じました。
まとめ・どのような案件に向いているか?
少々のカスタマイズなら問題ありませんが、デザインのこだわりを出すことが必要な、大幅なカスタマイズが必要な案件にはあまり向かないと感じます。
オリジナルテーマを自作すると自由度は上がりますが、将来的なアップデート対応や仕様変更へのサポートをすべて自分で抱え続けなければならないリスクがあります。どこまでテーマを自作するかは、案件の要件や予算の規模によりけりです。
逆に、「デザインがシンプルで、予算や納期が限られているスタートアップのコーポレートサイト」などにはとても相性が良いテーマです。手軽に、安全なサイトをスピーディーに制作したい案件では、良い選択肢になります。
実際、小規模なコーポレートサイト規模なら、ゼロから作るよりも既存のテーマカスタマイズは効率が良いと思います。





